odan blog

NuxtJS の full-static export と nuxtjs/content でブログを作った

概要

最近 NuxtJS のコアに full-static export という機能が追加され、@nuxtjs/content というモジュールが公開されました。

これらを使えば簡単にブログが作れるのではと思ったので、このブログを作ってみました。この記事はその紹介です。

リポジトリ

https://github.com/odanado/blog

full-static export

full-static export は NuxtJS で静的ファイルを生成する機能です。これまであった nuxt generate コマンドも、レンダリング済みの HTML を返していましたが、クライアントでのルーティング時に asyncData が呼ばれていました。このコマンドは SSR の prerendering を行うだけのものでした。

対して、nuxt export を使って静的ファイルを生成すると asyncData の呼び出しをキャッシュするようになり、asyncData が呼び出されないようになります。NuxtJS に SSG (静的サイトジェネレータ) の機能が実装されたのです。

この機能を使うには、事前に --target static で build しておく必要があります。そのため、静的ファイルを生成するコマンドは次の通りになります。

nuxt build --target static; nuxt export

@nuxtjs/content

@nuxtjs/contentcontent/ ディレクトリ以下に Markdown などのファイルを置くと Git-based の Headless CMS として機能する MongoDB のような API を提供するモジュールです。

content/articles/2020/06/blog.md というファイルを置いておくと、NuxtJS で以下の書き方で Markdown の内容や Front Matter の内容を取得することができます。

const page = await app.$content("articles/2020/06/blog").fetch();

取得した内容は <nuxt-content /> を使って HTML にレンダリングできます。

<template>
  <article>
    <h1>{{ page.title }}</h1>
    <nuxt-content :document="page" />
  </article>
</template>

new.css の導入

今回は new.css を導入しました。new.css は CSS フレームワークで、html のタグにモダンな見た目になるように CSS を当ててくれます。ブログの構築を急いだのでこれを採用しました。後で余裕ができたら自分で CSS を書いてデザインを当てたいと考えています。

Lambda@Edge の用意

このブログは CloudFront + S3 でホスティングしています。この構成でホスティングした場合 /articles/2020/06/blog/articles/2020/06/blog/ へのアクセスは S3 に対応するオブジェクトが存在しないため、404 を返してしまいます。

CloudFront のカスタムエラーレスポンスで、エラー時に / を返すようにすればクライアントサイドでのルーティングによって、正しくページが表示されます。しかし、このやり方では、ルーティングを行うためパフォーマンスへの影響や、一瞬 / のページが表示されてしまうなどの問題があります。

そこでこのブログでは Lambda@Edge を用いてこの問題を解決しました。Lambda@Edge とは CloudFront のリクエストやレスポンスに hook して Lambda を実行できるサービスです。

viewer-request に hook してリクエストを書き換える Lambda を用意しました。

/** @type {import("@types/aws-lambda").CloudFrontRequestHandler} */
exports.handler = (event, _, callback) => {
  const { request } = event.Records[0].cf;

  if (request.uri === "/") {
    callback(null, request);
    return;
  }

  if (request.uri.endsWith("/")) {
    callback(null, { ...request, uri: `${request.uri}index.html` });
    return;
  }

  const paths = request.uri.split("/");
  if (!paths[paths.length - 1].includes(".")) {
    callback(null, { ...request, uri: `${request.uri}/index.html` });
    return;
  }
  callback(null, request);
};

この Lambda により /articles/2020/06/blog/articles/2020/06/blog/ にアクセスしたときに /articles/2020/06/blog/index.html というオブジェクトを S3 へ取得しに行くようになります。

終わりに

NuxtJS にも静的サイトジェネレータの機能が実装されました。これと Git-based の Headless CMS として機能を提供する @nuxtjs/content を組み合わせることでブログを作ってみたという話でした。

取りあえずは https://scrapbox.io/odan-worklog/ に書いてた内容はこっちに書いていきたいと考えています。